<レンジャーズ0-1アスレチックス>◇14日(日本時間15日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(27)が、7回1失点(自責点1)の好投むなしく9敗目(12勝)を喫した。防御率は2・79。

 制球が安定しなかった1回に四球と二塁打で1点を許したが、その後は天敵ア軍を封じ込めた。フォーシームとカットボールを軸に、他の持ち球も満遍なく織り交ぜながら、狙いを絞らせず。緩急をつけたスライダーとカーブでも打者をゆさぶり、アウトを積み重ねた。2回以降は打者21人に対して、出塁を許したのは3度だけ。6回にドナルドソンに二盗を許した以外は、ダメージを最小限に抑えながら、味方の反撃を待った。回を追うごとに投球内容がよくなっていったが、7回を投げて4安打10奪三振1四球1失点、113球を投げて降板した。

 2桁奪三振を記録したのは、今季12試合目。0-1で敗戦投手となったのは今季4度目で、メジャーでは1989年のオーレル・ハーシュハイザー(ドジャーズ)以来24年ぶり。ア・リーグでは、1916年ウォルター・ジョンソン(セネターズ)、1955年ビリー・ピアース(ホワイトソックス)と並び、3人目の珍記録となった。

 ダルビッシュは「フラストレーションレベルはゼロです。これは野球だから仕方ない。どのチームもいい時と悪い時がありますし、その時にいかにチームが力を合わせて前を向いて戦っていくかだと思います」と話した。

 レ軍は5連敗で、首位ア軍との差は5・5ゲームに開いた。

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130915-00000011-nksports-base